変わらない物語、変わりゆく私への贈り物

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子どもに読み聞かせをし始めてムーミンの本に出会いました。

私は読み聞かせが苦手です。

本を読むことが好きな私は、
絵本でも文章に集中してしまいたくなります。

読んでほしいと言ってきたのに、
途中でページを進めたり戻したり、
気になったワードについて自分の話をしてきたりする小さな人たちと闘いながら
本を読まなくてはならないのが苦手です。

一緒に物語に集中できるようになったのは
子どもが7歳と10歳になってからでした。

それに外に仕事に出ていたときには、
寝る前に本を読むことは苦行でした。

読み聞かせは「どうやったら早く寝かせられるか」
の道具でしかありませんでした。

「気持ちを込めずに」
「声の抑揚も出さず」
「盛り上げてはだめ」
と本の良さや感情を押し込めながら読んでいました。

ゆっくりと寝る前の本が読めるようになった今、
絵本のすばらしさを実感しています。

ムーミンはもちろん私の子どもの頃からあります。

私がムーミンを知ったのはテレビ番組でした。
言葉がない動きだけのムーミンだったと思います。
そのイメージが強く、あまりムーミンのことを好きではありませんでした。

子どもと読む本を選んでいたときに、
図書館でたまたまムーミンの本を手に取りました。
子どもたちが気に入るのか疑問でしたが
1冊読んでもいいかくらいに借りてみました。

\ ムーミンの気持ちがよくわかるシリーズ/

結果、ムーミンにはまりました。子どもも私も。

そして、ムーミンの本は何人もの人が翻訳していて
同じ話でも何種類もシリーズがあることを知りました。

その中で私が一番気に入っているのが「ムーミンのともだち」です。

子どもは挿絵で状況を読み解いたり、
文字になっていないところには気づきにくいものですが、
(そこがいいのかもしれませんが)
この本はムーミンの気持ちやミイの行動の意味が素直に文字にされています。

「大人って寂しいとかの感情はないの?!」と
子ども心に思っていたことがそのまま言葉にしてあり、
読んでいるととてもすっきりします。

この物語の本質の部分。
はっぱだけのたんぽぽがまた咲くことを教えてくれるヘムレンさん。
サナギが寒そうにしていることを心配するムーミンとそれをばかにするミイ。
チューリップが冬を越さないといけない理由を説明するムーミンママ。

自然の摂理を解くことで、苦しんでいる人に道筋を示してくれる。
自分が順風満帆だったら気づかなかったかもしれません。
ただの花の寿命、虫の一生と気も留めなかったかも。

物語は変わらない。
自分の状況や環境が変わると解釈も変わる。

一度読み終わった本、今まで手に取っていなかった本、
もう一度出して読んでみてはどうでしょうか。

\ ムーミンの気持ちがよくわかるシリーズ/

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