Students Days|「本当に私が看護師に?」の高校生が看護大に入学した4年間①

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

高校受験を受けるのもままならなかった私は
高校3年間があんなに短いとは知らず
あっという間に自分の進路を決めることになりました。
将来に対してどうしたらいいのかわからないまま
大学の学部と倍率を眺めていました。
建物探訪の影響で建築に興味があった私が目指したい建築学科は狭き門であることを知りかなわない夢であることを悟ります。

そんな私を見た祖母は
「看護師がむいている」と言ってくれました。
看護師という仕事に就けるとは思っていなかった
私は看護師ならなれるんだと感じ看護大を受験することにしました。

私は受験した3校のうち 公立看護大には落ち
専門学校の補欠合格を経て
新設の私立看護大学へ3期生として入学しました。

届いたばかりのナース服に袖を通し
期待を込めて写真を撮ったのも束の間。
いよいよ始まった学生生活は
想像していた「自由な大学生」
とは少し違うものでした。

想像通りだったのは
130人のクラスの9割が女子だったこと。
女子の多い教室=やりにくいイメージ
があった私は最初は少し怖かったけれど
みんなとても楽しい子ばかりで
一気に友達が増えました。

最初の「洗礼」は時間割の説明でした。
「大学生は自分で授業を選んで空いた時間にバイト」
という自由なイメージを抱いていた私はシラバスを見て絶句。
選択科目の少なさと、びっしり埋まったコマ数…

1年生のカリキュラムは
一般教養(数学・英語・第二言語など)と
専門科目(人体生理・臨床生化学・看護学概論など)が半分ずつ。
ほぼ毎日1限から始まり5限目が終わるのは18時。
他の学部が帰った後の学内はいつも静まり返っていました。
バイトどころか 学校と慣れない一人暮らしに
毎日をこなすだけで精一杯のスタートでした。

専門科目の授業では 
見たこともない難解な漢字のオンパレードに
思わずまぶたが閉じそうに。

画数も多いので「書いて覚える」も一苦労です。
それでも読めればまだいいほうで
見慣れない聞き慣れない専門用語は
読み方を知るだけでも大変で
先生の話を聞き逃さないように必死でした。

そんな中での楽しみは
実習着(ナース服)を着る時間。
看護実習ではベッドメイキングや体位変換(寝たきりの患者さんの向きを整える技術)など
基礎的な動きやその「根拠」を学びます。

技術の習得は大変ですが ナース服に着替えると不思議と気持ちが引き締まります。
「今日はスカートにする?それともパンツスタイル?」
そんな小さな楽しみが 忙しい毎日の支えになっていました。
他にも大学生活での楽しみは
学食でのメニュー選びや一人暮らしになった解放感。

いろいろな県から集まった友達の中から同じ出身地の子を探したり
友達になった子の方言がわからず外国に来た気分になることも。
そんな初めてのことをひとつずつひとつずつ楽しみながら始まった学生生活でした。

大学受験が終わり毎日将来の自分のことを考えることもなくなりました。
念願の一人暮らしが始まったこともあり、今の生活を楽しむことで将来のことは考えないようにしていたのかもしれません。
「本当に私が看護師に…」と悩む時期はもう少し先になりそうです。

目次