実技試験(筆記合格者のみ)
筆記試験に合格すると実技試験があります。
筆記試験と実技試験の間隔は2か月あるので、
筆記試験が終わってから実技試験の準備をしても十分間に合います。
以下の3つの分野から2つを選択して受験します。
- 音楽: ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで課題曲を弾き歌いする。
- 造形: 当日出題されるテーマに沿って、45分間で絵を描く。
- 言語: 3歳児クラスの子どもがいると想定して、3分間の素話(読み聞かせ)をする。
保育士ノート⑦実技試験「音楽」でも触れましたが、
実技試験の合格率は90%です!
造形の試験当日について
造形は私の時には「園庭に出て落ち葉であそんでいる園児と先生を描く」という課題でした。
人数の指定がない場合でも人物は3名以上描く、
表情や体勢をそれぞれ変える、
色はしっかり濃く塗る、
白い部分がなるべくなくなるように塗るなどの
テクニックを押さえて描きます。
また、忘れてはいけないのは、
課題の指示を忠実に描くということです。
この課題の場合
「園庭であることがわかるように」=園舎や柵を描くなど。
「園児であることがわかる」=服装をスモックにするなど
「先生であることがわかる」=大人はエプロン姿など
「落ち葉で遊ぶ」=落ち葉が落ちている絵ではなく、落ち葉を使って遊んでいるところを描く
などのポイントを意識して描きました。
最初に課題の文章を読んだ時にはどんな絵を描くか、
何を描くかイメージするのですが、
一生懸命書いている間に一つのものを描くのに時間がかかってしまったり、
書き終えたと思ったりしてあとから「アレ書いてなかった!」
となるので何を描くか最初に下書きしておく、
リストにしておくなどの工夫を。
時間も45分ありますが、構想を考えたり、
色を塗ったりしていると決して長くはありません。
私も時間いっぱい描き続けましたが、まだ塗りたいところがあった、
もう少し遊具を足せばよかったなどやり残しはたくさんありました。
絵はとても苦手で普段描くことを避けている私でしたが、
テクニックとポイントを押さえなんとか33点と
ギリギリで通過することができました。
統計上は二次試験を受けるということは
ほぼ受かるということはわかってはいましたが、
「実技試験」という形態に慣れていないためか、
最後まで手ごたえを感じることができないままだったことを覚えています。
これで保育士試験はすべて終了です!
晴れて保育士免許を取った私は
子どもたちに「せんせい!」と呼ばれることを
自分で許すことができました。
ただ免許は取りましたが、
一緒に働く保育士と自分は違いました。
あたりまえですが、保育過程を修めて保育士になっている者と
そうでない者の差は明らかで、
保育園などで多くの子どもを見てきた経験値は
免許を取ったからといって得られるものではありません。
保育士免許をとって働くようになった後、
同僚保育士や子どもを見てくれている保育園の先生への
リスペクトは以前に増して深まりました。
子どもたちには「せんせい」と呼ばれることを
許した私でしたが、
保護者や多職種の方から「先生、保育士さんなんですね」
と言われたときには常に
「免許を取っただけなので、本物の保育士ではないんです。」と
やっぱり本当の保育士にはなり切れない私がいました。