【ゆるく解説】健康診断のオプション検査、星の数でズバッと判定!

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【お読みいただく前に】
本記事の内容は、筆者の看護師・保健師としての実務経験と一般的な医療情報に基づいた「個人の見解」です。
実際の診断や治療方針、またはお勤め先の法的ルールについては、必ず医師や専門の医療機関、または会社の担当部署へご相談ください。

健康診断の時に、オプション検査をどうするか?
悩むという方もみえると思います。

健診機関から怒られるかもしれませんが、
実際は健診で受ける必要のない検査が含まれている場合もあります。
それがオプション検査です。

必要な検査と興味があれば受けてもいいという検査
を私なりに★の数で表していきたいと思います。

女性特有のがん検診についての説明はこちら→

絶対に受けた方がいい★★★
節目の歳に受けた方がいい★★  
受けなくていい★

肺がん … ★★★
40歳までに一回目を受ける。
CT検査なので、痛みも苦しさもありません。
20分ほどで終わる検査です。

この検査で肺がんかどうか高い確率でわかります。
「レントゲン検査をしてるからオプションでしなくてもいい」
と思う方もみえるかもしれませんが、
CTだとレントゲンで発見する7~8年分早く見つけることができます。

肺がんは症状が出にくく、
咳や痰が出ていても肺がんだと気づくことが難しいがんです。

そのため早期発見がとても難しく、
分かった時点で手術ができないということも珍しくありません。

CT検査は費用をかけてでも、
受ける価値は十分にあります。
むしろ、受けていただきたい検査です。

一度CT検査を受けて異常であれば
その後は病院に受診して定期的に検査をしていくことになるので、
保険適応になります。
実費でCTを受けるのは最初だけで済みます。

\健診とオプション検査の重複のはなし/
肺がん検診を受けてたらレントゲンは受けなくてもいい?
と思われる方がみえるかもしれません。

その通りです。
でも「今年は肺がん検診を受けるからレントゲンは受けません」
とは言えない事情があります。

レントゲン検査は法定健診と言って、
会社が従業員に受けさせなくてはいけない項目に入っています。
「1年に1回 肺がんの有無を調べなさい」ではなく
「1年に1回 レントゲン検査を受けなさい」なので
肺がん検診で肺をCTを撮るからといって、
レントゲンは撮らなくていいとはならないのです。

毎年CTを撮りたい!という方の場合、
わずかですがCTとレントゲンの被ばくの影響もあります。
「喫煙歴や遺伝によるリスクが高いなどの理由で毎年CTを受けたい」
と内科健診の医師や会社で相談されてみてもいいかもしれません。

簡易脳健診・脳ドック ★★
40歳・50歳で一度 
高血圧や糖尿病、脂質異常症(コレステロール値が高い)がある方、
頭痛持ちのある方、家族に脳梗塞の方がいる方は
40歳を目途に50歳までに一度は受けてもらいたい検査です。

脳ドックでは、脳梗塞・くも膜下出血・脳の萎縮・首の血管の状態などが分かります。

脳ドックは頻繁に受ける必要はない検査です。
費用や時間がかかりますが、
検査自体はMRIや超音波検査(エコー)なので痛みや苦痛は強くありません。

生涯で1~2回受ける検査だと思って時期を検討してみてはどうでしょうか。

骨ドック   ★ 
骨ドックは骨密度を測る検査です。
女性や骨粗しょう症の家系などの方は
自分の骨の状態を知ることは無駄ではないです。
簡易的なものであれば、無料で受けることができることもあります。
骨密度を測ることで、運動や食習慣を変えるモチベーションにしましょう。

腫瘍マーカー 前立腺がん(PSA)のみ★★★ 
オプション検査の「腫瘍マーカー」の説明には
「がんのリスクを知るための検査」のように書かれていることが多いです。

ここで気を付けてもらいたい点は、
腫瘍マーカーを検診で受けただけでがんが発見できるわけではありません。

腫瘍マーカー検査の怖いところは、
「腫瘍マーカーが陰性だったから、
他の検査で要検査が出てもがんじゃないってことだよね」
と思ってしまうところだと私は思っています。

腫瘍マーカーを受けるくらいなら、
肺がん、胃がん、その他のがん検診を受けてください。

腫瘍マーカーをがんじゃないことの安心材料にしようとして受けることは
絶対にしないでください。

前立腺がん(PSA)は
他の検診で調べることができないという点と
精度が高いという点で、
症状がある方や家族にがんの方がみえるなどの方に、
検査する意味があるので。
前立腺がん腫瘍マーカーはおすすめの★5つにしました。

ABC検診  ★ 胃カメラを受けましょう
ヘリコバクタピロリ菌に感染していることでできる
ピロリ菌抗体があるかないかを血液検査で調べます。

私は胃カメラを推奨しているので、
ABC検診ではなく胃カメラでピロリ菌検査をしてもらいたいと思います。
(胃カメラをするとピロリ菌検査が同時にできます)

ピロリ菌を調べる意味は「がんになる元を見つける」という目的がありますが、
ABC検診だけでは、「今あるがん」は見つけられません。

「ABC検診を受けて陽性だったから胃カメラをしたらがんが見つかった」
ということもあるかもしれませんが、
一度もピロリ菌の検査をしたことがない人や
どうしても胃カメラをする一歩が踏み出せない人以外は
胃カメラを受けていただきたいです!

アレルギー検査  ★
アレルギーの詳しい内容が知りたい場合、
耳鼻咽喉科などに受診すると保険診療でアレルギー検査ができます。
検診で調べるだけでは治療も処方も出ません。

MCIスクリーニング検査  ★ 夕食を食べたことを忘れたら
認知症の家系や夕食の内容ではなく、
「夕食を食べたか食べなかったか」を忘れるという方向け。

高額という点で、症状が出ている方は受診して速やかな治療開始をお勧めします。

\オプション検査についての独り言/
あくまで独り言として聞いていただけでは幸いです。

オプション検査の金額を見ていると、
お金を持っている人だけが高度な検査を受けることができて、
病気も早く見つけることができるということか…と思ってしまいます。

でも、私は看護師として、人間としてそうであってほしくはありません。

まずは、自分の身体のことを知るためのお金を優先しようとしてください。
それでも費用が出せないというときもあると思います。
そんな時は生活上の違和感をそのままにせずに
「おかしいな」と思ったときにはすぐに受診するようにしてください。

どれだけ高額な検査を受けても受診につながらなければ、
受けなかったのと同じです。


異常や再検査を指摘されたのに何年も放置してしまった方を
多く見てきました。

お金をかけて高額な検査や医療を受けることよりも
自分が受けた検査結果や身体の声を見逃さず、
自分や大切な人の健康を守ってください。

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