学習支援員(LSA)ノート②看護師がLSAを取ったら?教えないことの大切さを知って「させる」から「したくなる」へ。

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私の受講した2020年度養成講座の研修内容を少し紹介したいと思います。

まず、講習では疑似体験がよく行われていました。
「左手で迷路を進んでみる」
「鏡文字を読んでみる」
など、普段と少し違う状況で読み書きをするだけでも私たちは困難を感じます。
これが、子どもの気持ちなのだ。
あなたはもうだめだとやめたかもしれないけれど、子どもは自分の意志でやめることができないと。

疑似体験や講習を通じてこのことに気づかせてもらったおかげで、頑張ればできる、何度も練習すればできるという考えを簡単に捨てることができました。

デジタルの利用についても多くを学びました。
今はデジタルを使って読み書きや学習を補助することができます。
でも時代がまだ追いついていません。
教える側のアップデートが必要です。
私もパソコンやタブレットを普段利用していましたが、それを学習支援に使う引出しは持っていませんでした。

講座では、最新の研究やアプリを使った学習補助、生活補助について学ぶことができました。
ただし、文字を書かせるための手段といった限定的な使い方ではなく、子どもたちが自分が実現したいことのために自由に手段を選ぶ一つとしてデジタルがあります。
「プリントを画像にして、タブレットで直接書き込めば宿題ができる…」
自分の固定概念や世界の狭さを感じずにはいられませんでした。
「宿題をやりたいのなら、タブレットに取り込む」です。
手段も大切ですが、本来支援員が支援すべきは「宿題がやりたい」と思えるようになること、書くこと読むことが楽しくなるようにするのがデジタルを使う目的なのです。

実習もあります。
私の時は学習困難ケースの支援計画を立てるという実習でした。
グループでケーススタディをします。
様々な立場のメンバーがそれぞれの見立てや支援方法を考えるため、普段支援員同士で立てている支援計画よりもはるかに多角的な支援計画ができました。

最後の講習では、「当事者でない自分がどうやって支援をしていくか」という支援員のジレンマに問いかける内容の講習でした。
私も常日頃悩んでいる子どもを目の前にして、同じ状況や立場にない自分に本当の支援ができているのか?
力不足とも無力感とも何ともいえない思いを感じていました。
その思いにまさに答えをいただいた講習でした。
支援の成果や支援が正しかったのかがわかりにくい福祉の現場で、私が燃え尽きずに8年間支援に携わり子どもたちから様々なことを学ぶことができたのはこの講習のおかげだったと言っても過言ではありません。

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